ウィルコムおよびウィルコム沖縄は3月8日、PHSの高度化通信規格である「W-OAM」をさらに高速化した「W-OAM typeG」を、4月5日から開始すると発表した。
W-OAM typeGは、W-OAMで対応済みの8PSKとQPSK、BPSKの3つの変調方式に加え、さらに高速な64QAM、32QAM、16QAMの3つにも対応。最大速度512kbpsでのモバイルデータ通信を可能にするとともに、遅延速度(RTT)を大幅に改善し、よりレスポンスの速いデータ通信を可能とする。
また、電波の状態に応じた変調方式の切り替えをより速く、自動的に選択するシステムを有しており、変調方式の切り替えをよりスムーズに実施する。
ネットインデックス製の対応端末「AX530IN」も同日に発売し、ウィルコムストアでの発売価格は新規契約で2万6800円の予定。
ウィルコムでは、今回の高速化導入による月額料金の変更は行わず、データ通信定額制に代表される現在の料金体系、月額料金のままで、より快適・高速なデータ通信サービスを提供するとしている。
さらに、2007年度以降には、PHSの基地局回線を順次光IP化することにより、対応端末と月額料金はそのままで、約800Kbpsのデータ通信が可能になるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス