Jobs氏は「Billは業界で最初のソフトウェア企業を作った。(Microsoftの)ビジネスモデルは、業界でとてもうまく機能することが分かった。こうした将来を誰も思い描かないうちから、Billはソフトウェアに専念してきた」と述べた。
Gates氏はまず、最近米国で話題になっている、自称Steve Jobsによる偽者のブログに触れ、その筆者は自分でないと述べた。
「僕は偽者のSteve Jobsではない」(Gates氏)
Gates氏はJobs氏について、コンピュータを大衆化するという考えを追求したとして称賛し、Lisaの失敗にめげずに、Macにこだわり続けたことをたたえた。
その後、MicrosoftとAppleが密接に協力し合っていた日々のMacに話は及び、Gates氏は「Steveの最初の話では、もっと安いコンピュータが出来るはずだった。まあ、かまわないが」と述べた。
Mac対PCの広告も話題に上がり、「PC Guyは、すごいやつだ」とJobs氏が言うと、Gates氏は「母親に愛されているから」と切り返した。
「PC Guyは、何でもできる。いろいろと考察する価値がある」とJobs氏がGates氏の方を向きながら話を振った。
また、Microsoftが初期のXboxの開発において、Macをハードウェアのレファレンスとして使用していたことも明らかにされた。これは、当時のMacと同様、XboxでPowerPCファミリのチップが使われていたためだという。「それについて、宣伝したことはない」とJobs氏が笑えば、Gates氏は「Steveは遠慮深いことで有名だから」と返した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築