NTT東日本は5月30日、5月28日から提供していた「ひかり電話」対応ルータ用の最新ソフトウェアに不具合があることが判明したと発表した。
対象となる機器は、ひかり電話対応ルータ「PR-200NE」および「RV-230NE」のうち、機能向上を図るための最新ソフト(いずれもバージョン2.00)にバージョンアップを実施した機器、および5月29日に新規に設置された「PR-200NE」。対象となる台数は最大で1万1024台になるという。
上記の機器で、ナンバー・ディスプレイ非対応電話機を使用している場合に、着信時に正常なベルが鳴り出す前の5〜6秒間、通常のベル音より短い音が鳴り、この間に受話器を取ると電話が切れてしまうという現象が発生すると説明している。なお、正常なベル音に変わってから受話器を取ると正常に通話できる。
また、ナンバー・ディスプレイ対応電話機を使用している場合は、着信の際に電話機に「表示圏外」などと表示されるという現象も発生している。通話には影響がない。
これらの不具合は、PR-200NEとRV-230NEのソフトのバージョン2.00であり、ナンバー・ディスプレイが未契約で、なおかつ電話機ポートのナンバー・ディスプレイ設定を「使用する」に設定している場合に発生するという。
NTT東日本では、電話機ポートのナンバー・ディスプレイの設定を「使用しない」に変更することにより不具合が解消されるとしており、該当するユーザーには、順次ダイレクトメールや電話でお詫びを含めた説明をするとしている。
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