地球温暖化防止の啓発を目的としたコンサートキャンペーン「LIVE EARTH」が2007年7月7日に日本でも開催されることになった。このイベントは世界の7大陸を通じて24時間にわたり開催されるコンサートで、日本では東京(幕張メッセ)と京都(東寺)が会場となる。
LIVE EARTHコンサートは、世界各国の100組以上のアーティストが出演し、地球温暖化防止を呼びかけ、温暖化問題に関する世論を変化させることを目的としている。そのようなメッセージを広めるためにMSNがオンラインメディアパートナーとなり、世界中に向けてライブストリーミング配信を行う。日本公演の模様は7月7日にオフィシャルサイトから閲覧できる。
イベント中の環境問題への取り組みとしては、各アーティストのパフォーマンスの合間に温暖化問題に関連した内容のショートフィルムと流すこと、イベント会場への来場の際に公共の交通機関を使うよう呼びかけることなどだ。そのほか、コンサート会場での発電の仕組みや参加者の出すごみ対策などを考案し、未来のライブイベントの先駆けとなることを目指している。
では、このイベントが終わった後に日本の環境は具体的にどのように改善されるのだろうか。LIVE EARTHを設立したKevin Wall氏は、200年かけて進んだ温暖化問題が1回のイベントで解決することはないと語る。イベント後は世界中の人々に温暖化防止への意識を持ってもらえるように、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などを通じて呼びかけていくという。
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