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退職後に人気の国内旅行、財布のヒモは意外に堅い?--団塊世代の国内旅行動向調査

文:Work-Life調査団 構成:ソフィア2007年05月28日 08時00分
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 今回のテーマは「団塊世代の国内旅行動向調査」。

 団塊世代の大量定年退職時代を迎え、旅行需要の伸びが期待されている。そこで、今回は国内旅行に限定した上で、団塊世代の旅行動向および今後の意向を探った。

 今回の調査は5月22日に行い、全国の団塊世代(1947〜1949年生まれ)の男女552人(男性50.0%、女性50.0%)から回答を得た。

 まず、国内旅行に行く頻度を尋ねたところ、「毎月1回以上」が7.4%、「3カ月に1回程度」が23.9%、「半年に1回程度」が31.2%と、「半年に1回」以上行く人が6割を超えた。回答者のうち、本人または世帯主が「退職した」人は38.2%、「退職して再就職した」「退職していない」人は61.8%であったが、退職金や預貯金を使って、退職後の生活を豊かにするために、どのような商品やサービスを購入したいかを尋ねたところ、「国内旅行」64.7%、「海外旅行」45.5%が上位を占め、旅行需要の伸びが期待される結果となった。

今後購入・実行したい商品やサービス 今後購入・実行したい商品やサービス(gooリサーチに登録した全国の552人の男女に5月22日に調査)

 しかし、「旅行へ行く人は増えても、旅行業は衰退する」説もあるように、団塊世代の退職が旅行会社にとって必ずしも需要増に直結するとは限らない。実際、1年に1回程度以上国内旅行に行くと答えた453人に、過去1年間に行った国内旅行の形態を複数回答で尋ねたところ、「自分でプランを作り、自分で予約を取る個人手配旅行」が77.3%であったのに対し、「旅行会社の提供するパッケージ商品」の観光付きは29.4%、フリープランは19.9%であった。

 旅行会社に手数料収入が入らない旅行形態の方が多いという結果から、旅行会社は、旅行需要をすべて取り込むだけの魅力的な商品を提供できていない、またはアピールできていないことも考えられる。では商品力とは別に、旅行会社の対応力はどう評価されているか。旅行会社を利用したことのある354人に、担当者の旅行知識・情報の満足度を尋ねたところ、「満足だ」「十分だ」と回答した人が46.0%いる一方、「不十分だ」が40.4%、「不十分だし旅慣れている自分の方が旅行情報に詳しい」が13.6%と、不満派が過半数という結果となった。

過去1年以内に行った国内旅行の形態 過去1年以内に行った国内旅行の形態

 団塊世代が旅行商品選びで重視する点は何か。国内旅行の計画を立てる際、重視する項目を複数回答で尋ねたところ、「宿泊先」77.7%が最も多く、「観光(景色、史跡を見る)」62.3%、「交通手段」51.2%がこれに続いた。また、過去1年間に行った旅行目的と、今後行きたい旅行目的を尋ねたところ、両者ともに、「温泉・リゾートを楽しむ」「観光(自然を観る)」「観光(歴史建造物などを観る)」が上位を占めた。過去に行った割合は低いが今後行きたい人の割合が10%程高かったものとして、「体験する(蕎麦打ちや果物狩りなど)」と「学ぶ(料理・歴史など)」が注目される。

過去1年以内に行った国内旅行の目的、今後行きたい目的 過去1年以内に行った国内旅行の目的、今後行きたい目的

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