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オープンソースチップ計画--「OpenSPARC」を進めるサンの勝算 - (page 4)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:株式会社アークコミュニケーションズ、國分真人2007年05月24日 16時00分
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 ソフトウェアの場合はコンピュータを手に入れてソースコードをダウンロードすれば簡単にプログラミングを開始できる。しかしハードウェアのデザインはそう簡単にはいかない。専門知識を持つ人も少なく、素人集団が試しに作成する少量のプロセッサ製造用に自社設備を割り振ることにチップメーカーが興味を持つということも考え難い。

 ただし素人集団のオープンソースチップデザイナーには別の方法がある--FPGAつまりフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイという方法である。このプログラマブルチップという製品は、Xilinxなどの企業が提供するいわば「白紙状態」のチップであり、デザイナーは必要なハードウェアロジックを読み込ませることができる。

 SunのOpenSPARCプログラム部門シニアディレクターであるShrenik Mehta氏は「弊社はそのために、FPGA上で実行できるOpenSPARCバージョンをリリースした」と語る。「デザインはシンプルなシングルコア、シングルスレッドにしてあり、研究者はその質を高める方法を見つけ出すことができる」という。

 Mehta氏はさらに、「ビルディングブロックとして使える基礎的な要素を提供しており、研究者は研究室や学習の過程において1コア2スレッド、あるいは2コアなどのようなさまざまなデザインを実験できる」と説明する。

 これはまさに、カリフォルニア大学サンタクルーズ校がその学習過程のひとつとして取り上げている内容である。Sunは同大学に優秀な頭脳と最先端設備から成る中核的研究拠点を設立して産学のコラボレーション促進に努めており、同大学の助教授であるJose Renau氏はOpenSPARCコミュニティー諮問委員会のメンバーでもある。

 デザインのダウンロード件数はすでに4700件を数え、Sunは現時点ではオープンソースチップ計画への取り組みに満足している。しかしその進行状況はまだごく初期の段階であると認識している。

 その現状についてYen氏は「知名度は徐々に広がっているようだが、多くの人たちはまだ弊社がやろうとしていることを理解しようとしている段階」と述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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