イーソル、リアルタイムOS「eT-Kernel」のPOSIX仕様準拠版をリリース

 イーソルは5月9日、POSIX仕様準拠リアルタイムOS「eT-Kernel/POSIX」をリリースしたと発表した。

 eT-Kernel/POSIXは、イーソルが開発・販売しているT-Kernel拡張版「eT-Kernel」をベースに独自に開発した新プロファイル。UNIX系OSの標準インターフェースを規定した仕様であるPOSIXに準拠したことで、市販及びオープンソースの豊富なソフトウェアを利用できるようになる。

 またeT-Kernel/POSIXは、The Open Base Specifications Issue 6/IEEE Std 1003.1, 2004 Editionに準拠しており、この中で規定されているほぼすべてのPOSIX APIをサポートする。pthread、シグナル、プロセス間通信(IPC)をプロセスおよびシステムレベルで完全サポートした、本格的なPOSIX仕様準拠リアルタイムOSとなっている。

 イーソルではこれまで、μITRON仕様準拠リアルタイムOSと3つのプロファイルを持つeT-KernelのリアルタイムOSをラインアップしているが、eT-Kernel/POSIXのリリースにより選択肢が拡がったとしている。なお、これらはソフトウェアプラットフォーム「eCROS」に統合されており、開発環境、リアルタイムOS、ミドルウェア、プロフェッショナルサービスで構成される。

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