米IBMは5月3日、コンピュータチップの製造に「自己組織化型」ナノテクノロジーを応用したことを発表した。
自己組織化は貝殻、雪の結晶片、歯のエナメル質などを作り出す自然のパターン形成プロセス。この手法を使って製造したチップを動作させた場合、電気信号が従来よりも35%高速に流れ、また消費エネルギーを35%節約できることを実証したという。
この自己組織化プロセスはすでに米国ニューヨーク州イーストフィッシュキルのIBMの製造ラインに統合されており、2009年には全面的に取り入れられる予定。まずはIBMのサーバー製品ラインで使用され、その後IBMが他社向けに製作するチップに使用される予定だ。
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