IBM、コンピュータチップ製造に自己組織化プロセスを応用

鳴海淳義(編集部)2007年05月07日 19時29分

 米IBMは5月3日、コンピュータチップの製造に「自己組織化型」ナノテクノロジーを応用したことを発表した。

 自己組織化は貝殻、雪の結晶片、歯のエナメル質などを作り出す自然のパターン形成プロセス。この手法を使って製造したチップを動作させた場合、電気信号が従来よりも35%高速に流れ、また消費エネルギーを35%節約できることを実証したという。

 この自己組織化プロセスはすでに米国ニューヨーク州イーストフィッシュキルのIBMの製造ラインに統合されており、2009年には全面的に取り入れられる予定。まずはIBMのサーバー製品ラインで使用され、その後IBMが他社向けに製作するチップに使用される予定だ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]