Web 2.0の挑戦者:地域密着型のレストランガイドMenuism - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:編集部2007年04月20日 08時00分

あなたの設計哲学は何ですか。

 このサイトに関するわれわれのビジョンは、使っていて楽しい何か、見て感じのいい何かを提供することです。軽い語呂合わせなども好きですが、多用は避けるようにしました。しゃれを理解しない人がたくさんいるからです。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 サイト構築には「Ruby on Rails」を使いました。「Ajax」と「Javascript」もかなり使用します。データベースを動かすには「MySQL」を、開発は「RadRails(MacとWindows)」で行い、バージョン管理システムには、「Subversion」を使っています。

ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 パーソナライズ機能の拡張とソーシャルネットワーキングっぼさを求めるユーザーが多いです。当サイトの目的の範囲内で、これらの要望についてよく検討していこうとしているところです。

Menuismのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 現在は米国とカナダの全都市を対象としていますが、ユーザーのほとんどはシアトル、シカゴ、カリフォルニア(サンフランシスコ、サンノゼ、オレンジカウンティ、サンディエゴ)とニューヨーク市の住民です。このような分布になったのは、Johnがシアトル、Justinがシカゴ在住で、また、2人ともカリフォルニア出身者だからです。一方で、自分たちが想像しなかったような地域的拡大が見られるのは嬉しいことです。

半年後に、あるいは2年後に、Menuismはどうなっていると思いますか。

 今後数カ月は毎月のフードコンテストを通して利用者を集めることにかなり専念していきます。毎月ある料理を選んでユーザーに採点してもらい、毎月ひとつ「ベストフード」のリストを作りたいのです。例えば、2月には「Pancake Food Fight」を開催し、シカゴ、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨークのパンケーキの採点をしてもらい、各都市での「ベストパンケーキ」を見つけようとしています。各都市のトップレビューワーとその人物のレビューに答えた人は、どのレストランでも使える50ドル相当の金券を獲得します。

 長期的には、われわれのサービスを外食産業にまで拡大していくつもりで、すでになんらかの興味を示している人もいます。

プロジェクトを成功させるうえで最も難しいことは何ですか。

 最大の課題は、包括性と正確さのバランスを上手くとることです。いかにして、ユーザー参加型のソーシャルネットワークを拡大・維持しながら、データの質の高さを維持するかです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]