起業家輩出の支援を行う「ドリームゲート」を主催、運営する財団法人ベンチャーエンタープライズセンターとプロジェクトニッポンは4月16日、東京・六本木で若手起業家に対する表彰制度の第1回を開催した。次世代を担う35歳以下の若手起業家の活躍を称え、広めることで、起業家が育ちやすい環境作りを推進する。
開催した「第1回 DREAM GATE AWARD 2007 supported by hp」はベンチャーキャピタリストや公認会計士、弁護士やベンチャー雑誌編集長など推薦委員80人、ベンチャー経営者200〜300人が参加する起業家表彰イベント。
推薦者による百数十人の中からノミネート者30人を選び、てっぺん代表取締役の大嶋啓介氏、リサイクルワン社長の木南陽介氏、フォトクリエイト代表取締役の白砂晃氏、エスグラントコーポレーション代表取締役社長の杉本宏之氏、オイシックス代表取締役社長の高島宏平氏、jig.jp代表取締役社長CEOの福野泰介氏、エス・エム・エス代表取締役の諸藤周平氏──の7人がDREAM GATE AWARD 2007の受賞者として選ばれた。
また、アライドアーキテクツ社長の中村壮秀氏が雑誌「GQ JAPAN」から贈られた「GQ特別賞」を受賞した。
受賞式では、ベンチャー市場全般が一時、ライブドア事件などで「ブレーキがかかった時期もあった」(起ちあがれニッポン DREAM GATE 代表CEOの松谷卓也氏)ことに言及。しかし、「(楽天社長の三木谷浩史氏やライブドア前社長の堀江貴文被告のように)起業家を目指したいという子供が増えてきた」(オプト代表取締役CVOの鉢嶺登氏)と、マイナス面の一方で今後のベンチャー市場を支える基盤が強化されている側面があることにも触れられた。
これらの言葉を受けて、jig.jpの福野氏も「Google、Microsoft、Appleを超えるような世界で通用するソフトを作る」と応じた。
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