ビバコンピュータは4月16日、複数の写真共有サイトや旅行サイトの写真や画像を対象とした自然文画像検索サイトのテスト運用を開始した。利用者の曖昧なキーワードによる検索でも、希望に近い画像を見つけられるようになるとしている。
画像検索サイト「Feelimage(フィールイメージ)」は、同社が大阪府立大学大学院の馬野元秀教授との共同研究により開発。自然文によるデジタル写真画像検索エンジン「FeelPhrase(フィールフレーズ)」を中核技術にしたサービスとなる。
具体的には、感覚的な文章やキーワードで写真共有サイトを検索すると、利用者が画像とともに登録しているキーワード(タグ)情報だけでなく、写真の撮影情報、画像情報とも照らし合わせて、より適切な画像を検索するもの。色や季節、昼夜名を自動的に抽出することで、独自のシソーラス(類語)辞書によって自動的に分類して表示する。
Feelimageは現在、写真共有サイト「フォト蔵」、「Zorg」、ビバコンピュータ運営の「PhotoCorpus」、旅行サイト「フォートラベル」の計40万枚程度の画像に対応している。
同社では今後、国内外の写真共有サイトやショッピングサイトの画像を検索対象として拡張し、イメージ検索による新しい需要を開拓していくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」