キーウォーカーは11月15日、同社が開発した日本語自然文意味検索・解析エンジンの実用化実験を目的としたサイト「Keywalkerラボ」にて、画像検索エンジン「KEYWALKER画像検索」と、自動対話エンジン「あすみ」の試験版を公開した。
KEYWALKER画像検索は、キーウォーカーが独自に収集したウェブサイトやブログに掲載されている画像を、日本語自然文で検索することができる画像検索エンジン。
入力された文章だけでなく、それから類推される語句も判別、検出し、より広範囲かつ高精度な画像検索が可能だという。たとえば「女優」で検索した場合、「伊東美咲」「長澤まさみ」などの固有名詞でも検索され、一度の検索で関連したテーマの画像を探し出すことができる。さらに、検索されたキーワードに関連する語句を一覧として表示し、その語句での検索を行うことも可能。
また、気に入った画像は「取り置き」としてブラウザ上に保存することができ、取り置きとして保存していた画像のURLを一括してメールで送付、もしくはお気に入りに追加する機能も装備している。
一方、あすみは、同社が独自に研究・開発を進めてきたAI技術をベースに、「対話・検索」という分野に特化した人工知能「Copain」を採用した自動対話エンジンで、Copainの試験運用バージョンとして公開している。
自然言語での入出力により自然な対話を行うことが可能なほか、会話データを収集することにより対話者のユーザープロファイル情報に基づく会話を行ったり、ネット上のニュースサイトから、曖昧な検索条件を意味的に解釈・判断することにより適切な記事を取得し、URLリンクを表示することができる。
キーウォーカーでは今後、Copainの学習機能によるユーザープロファイルの習得や行動パターンの理解、さらにAIの個性の取得などを目標に研究・開発を進め、検索機能などとの連動を図ることにより、質問に対して最適な回答を導き出すことのできる人工知能を実現するとしている。
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