Yahooは今週、同社の広告主が250社前後の新聞サイトの広告枠を1カ所で購入できるワンストップサイトの実現に向け、新聞社各社との提携拡大を発表する見通しだ。Los Angeles TimesとThe Wall Street Journal(要購読契約)の報道で明らかになった。The Wall Street Journalが米国時間4月13日に報じたところでは、各新聞サイトはYahooの検索を利用する必要があり、各紙のコンテンツはYahooのポータルに表示されるという。
さらにこの記事は匿名の情報筋の話として、新聞社のMcClatchyも、TribuneおよびGannettの両出版社との広告販売に関する提携を断念し、このグループに参加する見通しである、と報じている。
McClatchyの広報担当によると、現時点で同社が発表することは何もないという。Yahooの関係者にも電話や電子メールでコメントを求めたが回答を得ることはできなかった。
11月に発表されたYahooと出版各社との最初の提携は、Yahooの「HotJobs」求人サイトでの求人広告販売に限定されていた。これには、Hearst Communications、MediaNews Group、およびCox Newspapersの各社も含まれていた。
新聞各社では、広告販売減少による損失を食い止める手段を探し求めている。Yahooは、先ごろ立ち上げた「Panama」ネット広告オークションシステムの顧客拡大と、検索や広告分野におけるGoogleとのギャップ縮小を目指している。
Yahooは3月、McClatchy傘下の新聞各社の海外特派員によるニュースやブログを自社サイトに掲載していくことを明らかにした。
YahooとViacomは先週、スポンサー付き検索とコンテンツ連動型広告をMTVやComedy CentralをはじめとするViacomの33のエンターテイメントサイトに独占提供する複数年契約を発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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