ヤフーは4月12日、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」のブラウザ機能「インターネットチャンネル」正式版リリースにあわせ、専用の検索サービスを提供開始した。TVなどの画面から離れた所でも操作できる「10feet UI」を採用している。
インターネットチャンネルはこれまで試用版が提供されてきたが、正式版では新たに双眼鏡マークの「検索ボタン」をスタートページやツールバーに追加した。ブラウザ起動時の設定でYahoo! JAPANを選ぶと、Wii専用の画面にデザインされたYahoo!検索のウェブ検索機能と画像検索機能を利用できる。
ウェブ検索では、Yahoo! Search Technology(YST)による検索結果を1画面に最大10件表示する。入力されたキーワードとよく組み合わせて検索される「関連検索ワード」を最大4件表示したり、誤ったキーワードを入力したと思われる場合に別の候補を表示する「スペル訂正機能」など、キーワード入力を補助する機能も備える。
画像検索では、1画面に最大8件の検索結果を表示。検索結果画面が自動で切り替わる「スライドショー」機能や、画面のサイズや色で検索結果を絞り込む機能など、Wiiの専用コントローラ「Wiiリモコン」で簡単に操作ができるようにPCと異なった検索機能を提供している。
また、テレビ画面から10feet(約3m)離れた所からでも文字が読みやすいように、「10feet UI」と呼ばれるUIを採用。全体的に表示を大きくしたり、Wiiの画面デザインと親和性がある色調にしたほか、テレビによって色出力が異なるという特性も考慮されている。検索画面にある「検索設定」を変更すれば、PC版の検索結果画面も見ることができる。
なお、インターネットチャンネルはWiiの「ショッピングチャンネル」から2007年6月末まで無償でダウンロードできる予定だ。
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