VGA解像度による高精細な表示に期待することといえば、PCサイトビューワーによる、ウェブ閲覧だ。いままでは、携帯電話の画面でパソコン向けのウェブサイトが見れるといっても、パソコンの横幅1000ドット以上を想定して作られたページを携帯電話で見れば、縮小されて見にくくなるか、大幅にレイアウトが崩れるなどを覚悟しなければならなかった。それが、表示ドット数が増えることで表示領域が広くなり、より見やすくなるというわけだ。
サイトビューワーで、横480ドットで表示。パソコンと同等とは決して言えないものの、VGA解像度でない機種に比べれば、一度に表示できる範囲は圧倒的。“PCサイトビューワーは使えない”と考えていたユーザーでも、考え直すことだろう。液晶画面の大きさも現在の携帯電話最大級の3インチサイズだ。
ただし、W52Tには残念な仕様もある。PCサイトビューワーが横画面で使えないのである。ワンセグの視聴では横長画面にして表示が可能なのだが、PCサイトビューワーでは利用できない。そのため、横800ドットの表示はできないことに注意しなければならない。
それでも、VGA解像度の威力は十分。横長に表示できないかわりに縦方向の表示は十分。たとえ横長表示が可能でも、そのぶん縦方向の表示範囲は少なくなることを考えれば、縦でも十分。むしろ、電車の中など、立ったままで利用する場合は縦表示のほうが持ちやすく操作しやすい。
実際の操作は、思ったよりも快適。縦画面のハンデを克服するため、折り返して横いっぱいに表示するモードもあるが、むしろスクロールさせたほうがよい場合もある。小さい文字が気にならなければ、文字を小さくすれば、そのぶん表示範囲も広がってくる。
また、Flashにも対応、最近ではFlash表示に対応しなければPC向けのページを見る意味のないサイトも多いほどで、これだけでもPCサイトビューワーを使う意味が出てくる。
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