ジュピターテレコム(J:COM)は、ケーブルテレビ(CATV)網を利用した家庭向け緊急地震速報の実証実験を開始する。
この実証実験は、気象庁が配信する「緊急地震速報」を、ケーブルネットワークを利用して家庭向けに告知するという内容で、2007年4月以降に社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が実施する「JEITA緊急地震速報CATV用特化モデル拡大実証試験」に参画するもの。
地震が発生した際に、気象庁と気象業務支援センターが配信する地震規模や震源といった情報を、J:COMのセンターでエリアの予測震度、大きな揺れの到達までの猶予時間を算出、J:COMの利用者宅に音声やアラーム、警告灯などで告知する。
J:COMでは、グループ内の数局において2007年5月から本情報を家庭向けに提供するシステムの構築に着手し、6月から端末機器やサービス品質などの検証を約3カ月間行う予定。実験にて得られた結果と需要の動向を見据え、一般家庭に向けた緊急地震速報サービスの商用化を検討していく。
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