設定は付属のAirMacユーティリティーで行う。従来、AirMacを設定するユーティリティーは「AirMac管理ユーティリティ」と「AirMac設定アシスタント」の2本立てだったが、新しいAirMac Extremeから「AirMacユーティリティ」に1本化され、古いユーティリティーは使えなくなったのでそこだけは注意。AirMac ExtremeはMac用と思われがちだが、Wi-Fi規格にちゃんと準拠しており、Windowsからも使えるし、PSPやWiiもつながる(はずである。うちでは問題なくつながっている)。
AirMacユーティリティもMac版とWindows版の両方が付属するので、Windowsのみのユーザーでも利用可能だ。その点でも普通の汎用無線LANルータと思ってまったく問題ない。
ユーティリティーを起動すると、設定アシスタントが立ち上がる。設定したいAirMacを選び、設問に答えていくだけで設定は完了だ。専門用語はあまり出てこないので、一般的な環境ならあっけないくらい簡単につながるだろう。
セキュリティも、WEPやWPA/WPA2を使ったパスワード保護や、MACアドレス制御に対応している。一般的でないインターネット接続環境なら「ベースステーション」メニューから「手動」を選び、詳細な設定を行う必要がある。たとえば、既存のLAN環境に、AirMac Exctremeをブリッジとして使うときや、あとから設定を変更するときは「手動」モードを使う。わかっている人は「手動」にして個々の設定を細かく確認しながら行った方がいい。
1本のソフトで「アシスタント」と「手動」の両方を賄えるのは便利だし、設定の内容によっては「黄色信号」がつくのも親切。たとえば、接続が間違っていてうまくつながってないとき、「パスワードなし」でセキュリティに問題があるときはそれを教えてくれる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」