フラッシュメモリはもはや携帯電話だけのものではない。フラッシュメモリドライブが、PCやサーバの領域にも進出しつつあり、Intelもこの流れに乗ろうとしている。
Intelは米国時間3月12日、NANDフラッシュメモリドライブの「Intel Z-U130 Value Solid-State Drive」を正式に発表した。PCメーカーやサーバメーカーはハードドライブの代わりとしてこれを利用でき、性能も向上するという。IntelのNANDフラッシュメモリ部門で製品マーケティングマネージャーを務めるGreg Matson氏によると、多くの場合、フラッシュメモリドライブがすぐにハードドライブの代用となることはないだろうが、新興市場では、フラッシュメモリはPCに情報を格納するための低価格かつ信頼できる手段となるだろうという。
Matson氏はまた、PCやサーバでフラッシュメモリ技術を利用する利点として、OSの起動を高速化できる点も挙げた。Z-U130 Value Solid-State Driveは1Gバイト〜8Gバイトまで4種類のモデルが用意される。Intelでは価格は公開していないが、Matson氏によると、ローエンドのPCに搭載されている40ドル〜50ドルのハードドライブの半分以下という。
Intelはこれとは別に、「Robson」という開発コード名を持つフラッシュメモリ技術の開発も進めている。Robsonは、ノートPC向け技術の次世代版Centrino「Santa Rosa」(開発コード名)とともに2007年前半に発表される予定だ。Robsonも性能改善を目的としているが、ノートPC向けに設計されるフラッシュメモリ技術となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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