小田急電鉄、子どもが自動改札機を通過するとメール、定期券と連動して

 小田急電鉄(大須賀頼彦社長)は3月12日、小学生が自動改札機を通過した 際に保護者の携帯電話へ通過情報をメールで配信するサービス「小田急あんし んグーパス」を07年4月1日から開始すると発表した。

 03年から提供している自動改札機連動型携帯電話向け情報配信サービス「小 田急グーパス」を応用したもの。利用料は無料。別途メール受信時にパケット 代がかかる。

 同サービスでは、事前に会員登録した子どもが定期券で自動改札機を通過す る際に、保護者の携帯電話へ、子どもの名前、日時、通過駅名と入場・出場情 報を配信する。配信時間は初電から終電まで。駅の改札機通過情報を保護者の 携帯電話に情報配信するのは、関東の鉄道会社では初の試みという。

 3月15日から募集を開始し、小田急線各駅に設置してある「あんしんグーパ スパンフレット」内の申込書に必要事項などを記入して申し込む。募集人数は 2000人までで、対象者は、同社発行の磁気式定期券を持つ小学生とその保護者。 ただし、3月18日から導入される非接触型ICカード乗車券「PASMO」は非対応と なる。

 同社では現在モニター試験中だが、ユーザーから早期の導入を望む声があり、 新学期を迎えるこの時期に導入することにした。なお、同社がインフラの提供 と会員の募集を行い、システムの構築・運用は、自動改札機・自動券売機等の 駅務機器の開発・納入に実績のあるオムロンが担当する。

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