もともとShurikenは、登場した当初から動作が軽快なことで知られているメールソフトで、起動や終了がとても速い。4Gバイトのメールを移行した私の環境でも十分その軽快さは実感している。メールの着信通知だけなら「Shuriken 着信監視ツール」だけを常駐させておけば、メールソフト本体を起動させておく必要がないため、PCへの負荷をさらに低くして新着メールのチェックができる。
新着メールの着信は、「監視対象アカウント」で選んだアカウントだけのチェックや、着信したのが迷惑メールの場合は非通知にする設定もあって便利だ。
Shuriken 2007には、メールを作成した際にメール本文に「添付ファイル」などの言葉が入っているのにメールに添付ファイルがないと、送信前にメッセージ表示される。「添付します」と書きながら添付を忘れることは案外多いものだし、とても恥ずかしい気分になるミスだけに、メールソフトが警告してくれるのはありがたい。
そのほかにも、期限を設定して「ToDoバンク」に登録しておき、アラートを表示させられる機能もある。返事をしなければいけないメールを「後で返信する」に登録しておけば返事をし忘れることもない。毎日必ず起動させるメールソフトだからこそ、そのたびにアラート表示されれば無視できないだろう。
このToDoバンクには「ブックマーク」の機能もあり、ウェブページ、メールアドレス、選択したメールなど、重要な情報をここにメモしておいて参照しやすくすることもできる。これもメニューの「ToDoバンク」→「ブックマーク」から実行できる。
半角カタカナや丸数字などの機種依存文字が入力されていた場合は送信前に問題ない文字に変換して文字化けを防ぐ機能もあるなど、まさにかゆいところに手が届く、という印象だ。
ベータ版のShuriken 2007を使い、乗り換えて3週間が経過した。ときどき「あの機能がほしい」と思うこともあるが、「このソフトにはこんなこともできる」というShuriken 2007ならではの機能に驚くこともある。たとえばShuriken 2007ではアカウントをまたいだ仕分け先フォルダの設定が可能な点や、「自動バックアップ」による定期的なバックアップが行える点などもShuriken 2007ならではだ。
Shuriken 2007の場合、キーの割り当ても自由なので、「メール検索」など、使い慣れていてついつい使ってしまうショートカットなどは、使い慣れたものに割り当て直して使っている。こうして使って見ると、思いのほか移行した違和感がないまま使えている。軽快に動作し、基本機能がしっかりしているからこそ使っていて違和感がないのだと思う。この機会に、私もこのままShuriken 2007を使って行きたいと思う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力