メールの「仕分け」の使い方は人それぞれいろいろなパターンがあると思うが、私の場合は「受信ボックス」にはなるべくメルマガやメーリングリスト以外の、重要なものだけになるように仕分けしている。
メールソフトを移行して仕分けフィルタも作り直すことにはなったが、Shuriken 2007では「alt」キーを押しながら任意のフォルダに移動させると、差出人などの仕分け設定が簡略化されるため、設定自体はごく簡単だ。私の場合、取っているメールマガジンの数だけでかなりの数になっていたが、使い始めの1週間ほど集中的に仕分け設定をし、2週間ほどで仕分け設定がほとんど終わり、3週間目ではほぼ以前と同じような感覚で使えるようになった。
そして、もうひとつ設定しなおしたのが「学習型迷惑メールフィルター」だ。このフィルタの精度の高さは、Shuriken 2007の特長の1つでもある。メールを選択した状態でツールバーの「→迷惑」ボタンをクリックすると、「ブラックリストに追加」ダイアログが表示される。そのまま「OK」ボタンを押すだけでそのメールの内容が「迷惑メール」として登録されるしくみだ。「次回から確認せずにブラックリストに追加する」にチェックを入れておけば「→迷惑」ボタンをワンクリックするだけで迷惑メールとして設定できる。
Shuriken 2007の「学習型迷惑メールフィルター」は、タイトルや送信アドレスだけで振り分けるのではなく、メール本文の内容も学習する。そのため、タイトルやメールアドレスが変わっても、同じような内容であれば迷惑メールと判断して迷惑メールボックスに振り分けてくれるわけだ。
日本語の迷惑メールに関しては、ジャストシステムの「日本語形態素解析エンジン」を使用して学習していく。この「形態素解析」とは単語の区切りを判断するアルゴリズムのことで、日本語入力の仮名漢字変換などに利用されているものだ。「ATOK」の高い技術を持つジャストシステムなら、このフィルタの精度の高さにも納得だ。
私の場合、古くから使っているメールアドレスだと、迷惑メールの量も大量で、迷惑メール用のフィルターがないソフトは考えられない。Shuriken 2007の場合は、「学習型迷惑メールフィルター」を使い出して2週間ほどでかなり使いやすくなり、今ではほとんどの迷惑メールを自動的に判断してくれるようになった。
万が一必要なメールが迷惑メールとして振り分けられていても、メニューの「迷惑メールではない」のボタンをクリックするだけで、以後は非迷惑メールと学習され、ホワイトリストにも登録できる。また、Shuriken 2007の場合は迷惑メールでも直接「ごみ箱」に入らず、いったん迷惑メールフォルダに振り分けられる。迷惑メールフォルダを空にするプロセスでタイトルなどをチェックすればよいので安心だ。
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