Shuriken 2007のインストールは、ジャストシステムのソフトらしく、ごく簡単だ。インストールが終わるとすぐにメール変換ツールによるインポートを促される。インストール時にはこれまで使っていたメールソフトを終了させるだけではなく、パソコン本体を再起動させ、メールソフトが自動起動になっているなら外しておこう。なるべく常駐ソフトも外してメール変換の際の「元データ」が共有違反などでエラーにならないよう準備することをおすすめしたい。
どうしても共有違反などでインポートができないファイルがあるときは、変換元のメールソフトで変換できなかったフォルダだけをエクスポートすればいい。あとからShuriken 2007でインポートすれば、インポートできる場合が多いようだ。
私の場合、Becky!の元データが4Gバイト近くあったため、変換には30分程度かかったが、通常はそれほどかからないはずだ。「Outlook Express 6.0」の場合は仕分けの設定もインポートできるのだが、残念ながらBecky!の場合は仕分け設定には対応していない。アカウントやフォルダの並び順は初期化されるが、フォルダ構造は引き継がれるのでそれほど支障はなかった。
その後、環境設定をウィザード形式で行っていく。「学習型迷惑メールフィルターを使用する」「着信監視」「メールを既読にするタイミング」などのメールの送受信に当面必要な基本的な項目を設定していく。まだソフトを利用する前なので設定でわからない項目があっても、あとから設定しなおせるので、ソフトに慣れてから設定を変更すればOKだ。
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