製造を集約すべきか、現地生産にすべきか--新興国向けPCプロジェクトのそれぞれの主張 - (page 2)

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年03月02日 08時00分
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 どちらが正しいのだろうか?それは誰にもわからない。だが、アナリストらや外部の人間は、どちらかと言えばIntelやVia Technologies寄りのものの見方をしている。

 IDCのアナリストRichard Shim氏は、「ユーザーについてのその土地なりの知識を持つということは重要だ」と述べている。また同氏は、「どの地域に対しても同じクッキーの抜き型を用いるようなアプローチをとれば、コストを抑えられるものの、既にある状況に合うものが出来るとは限らない」とも述べている。

 また、テクノロジを新興国の農村部にもたらすことを支援するGeekcorpsのディレクターWayan Vota氏によれば、「現地製造」の精神は間違いなく現地の経済に影響を与えることになるという。なお、GeekcorpsはVia Technologiesと提携関係にある。

 西アフリカの国マリでは、かつて現地でGeekcorpsのインターンをしていたMoussa Kitaという人物が、ZirsunというIT会社を自ら設立した。Kita氏の会社の従業員数は4人前後に過ぎない。

 「しかし、マリではそれでも中規模の会社であり、従業員は西アフリカ各地のプロジェクトに関わっている」とVota氏は述べている。同氏はまた、「われわれは、輸入を最小限に抑えようと努力している」とも述べている。

意見の相違

 Negroponte氏としては、現地でPCを製造することで雇用を生み出せるという話について、特にハードウェアコストが上昇した場合には、現実的ではないと述べている。

 Negroponte氏は、「私が訪れた国は、小国も含め例外なくすべて、自国でXOを製造することができるかと質問してきた。私の答えは、2つの条件をどう思うかだ。まず、価格の上昇を受け入れることができるか。次に、これは単なる組み立ての仕事でしかなく、そういった仕事は実は数が少なく、すごい仕事ではないということを理解できるか、だ」と書くとともに、「XOを世界各国で製造することを正当化できる唯一の理由は、それぞれの国としてのプライドだ。これは確かに重要だ。この点を除けば、すべての部品は(輸入されることに)変わりがないため、現地で製造しても経済に大きな影響を与えるわけではない」と書いている。

 またNegroponte氏は、2つのグループがある意味において、異なる人たちを対象としているとも付け加えている。チップメーカーはたいてい、次世代の何十億というユーザー、すなわち、貧しくても経済成長の恩恵をいくらか受けるようになっている中国やインドの農村部や都市部に手を伸ばそうとしている。

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