Dellは米国時間2月20日、元最高経営責任者(CEO)のKevin Rollins氏に解雇手当てとして合計500万ドルを支払うことを明らかにした。Rollins氏は、任期が切れる2007年5月から2008年4月の間にこの解雇手当てを受け取る。
Dellは現在組織改変を行っており、Rollins氏はその一環として3週間前にCEO職を辞任した。Rollins氏に代わってCEOに復帰したMichael Dell氏は、新しい経営陣とともに自分が設立した企業を好転させようと必死だ。
Rollins氏は2004年、Dell氏からCEO職を引き継いだ。だが、Dellは2007年、成長鈍化と会計疑惑調査を受けて苦境に陥っている。Rollins氏は今回、これまでCEO職を務めたことと「Dellでの雇用終了」を理由に500万ドルを現金で受け取る。実際には、100万ドルの支払いが5回行われることになるという。Rollins氏はこれとは別に、5月4日にDellを正式に退社するまで給料を受け取る。
Rollins氏とDell氏は今回の合意の一部として、「非軽蔑」条項の下、お互いの悪口を言わないことで合意している。ライバルHewlett-Packard(HP)の幹部らはおそらく、自社の元CEO、Carly Fiorina氏と同様の交渉を行えばよかったと後悔しているに違いない。Fiorina氏は解雇手当てとして2100万ドルを受け取っただけでなく、HPの役員会を「機能していない」と自著で非難している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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