Dellは米国時間2月16日、コンシューマービジネス全体の統括者として、MotorolaのRon Garriques氏を獲得したことを発表した。
Garriques氏は元Motorolaの携帯電話部門担当エグゼクティブバイスプレジデントで、ここ数週間でDellが獲得した幹部の1人となる。同社広報担当のBob Pearson氏によると、Garriques氏は最高経営責任者(CEO)Michael Dell氏直属となり、コンシューマービジネスに関連したすべての製品と販売チームを統括する部署で指揮を執るという。
Dellはここ数カ月、前CEOのKevin Rollins氏を辞職に追い込んだ2006年の不振を受けて、経営陣の再編を進めてきた。同社は新しい才能と新鮮なアイデアを求めているようで、Garriques氏をはじめとして、新経営陣の大部分がPCやサーバ業界以外の出身者である。
Dell役員会は、カスタマーサポートや品質問題などへの対応の遅れについて、2006年にはきちんと向かい合っていなかったことを認めている。経営陣再編に伴って、配置転換になったり辞職をしたりした古参役員もいる。
Garriques氏は、Motorolaで培ったキャリアを、テキサス州中部に本拠を置くDellに持ち込むことになる。同氏のリーダーシップのもとでMotorolaは、「RAZR」など携帯電話端末のヒット作を数多く発売して、消費者の心を掴んできた。ただし、最近はMotorolaの勢いも鈍っており、利益が予想を下回ると発表している。
DellはGarriques氏の登用を急いでおり、同氏は来週から勤務を開始する。Pearson氏によると同社は、最高営業責任者(CMO)候補の選定も開始するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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