シャープは、液晶テレビ「AQUOS」や「AQUOSハイビジョンレコーダー」とi.LINK接続することで、Blu-rayディスクへの録画機能を持たせたBlu-rayプレーヤー「BD-HP1」を3月20日より発売する。価格はオープン、予想実勢価格は15万円前後。
Blu-rayディスクプレーヤー「AQUOSブルーレイ」として発表されたHP1は、各種チューナーを搭載しておらず、本体のみではBlu-rayプレーヤーとしての機能しかもたない。しかし、地上、BS、110度CSデジタルチューナーを内蔵した、対応液晶テレビAQUOSやAQUOSハイビジョンレコーダーとi.LINK接続することにより、Blu-rayディスクへのハイビジョン番組録画が行える。
これは、同社がAV機器間の連携操作を行いやすくするため採用している「AQUOSファミリンク」の新提案機能として、開発されたもの。現在の地デジ、ハイビジョン受信環境を最大限にいかしながら、Blu-rayディスク録画環境を構築できることがメリットだ。
i.LINK連携して録画できるBlu-rayディスクは1層式のBD-REのみ。再生可能ディスクはBDビデオ、-R、-REの各種Blu-rayディスクのほか、DVDビデオ、-RAM、±RW、±R、音楽CD、-RW、-Rに対応しており、2層式のBlu-rayディスクには録再ともに非対応だ。
Blu-rayディスクへの録画は、デジタルチューナー内蔵機器でのEPG録画に対応するほか、直接録画、HDDからのムーブも可能。また、BDビデオソフトを液晶テレビAQUOSで視聴する際は「1080p対応画像対応エンジン」により、1080p出力ができる。
Blu-rayディスクへの録画時間はHD画質で約3時間、SD画質で約6時半30分程度。本体には、i.LINK(TS)入力を2系統備えたほか、HDMI出力1系統、D4出力1系統を装備する。さらに音声出力には7.1chアナログ音声を装備し、ドルビーデジタルプラス、ドルビーTrueHD、DTS-HDといった次世代オーディオ規格にも対応している。
シャープでは、今回録画メディアとして1層式のBD-REディスクの採用したことに対して、「2層式への対応はハード、メディアともにコストがかかるため、1層式を選択した。2層式モデルの開発は進めており、市場動向を見ながら登場時期を見極めていきたい」と話した。
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