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ビル・ゲイツ氏に聞く--フルタイムを退くまでのTo Doリスト - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年02月14日 08時00分
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--あなたは、企業幹部や政治家などが参加する、ダボスでの大きな会議から戻ってきたところですね。何か得るものはありましたか。

 あの会議は、世界保健から地球温暖化まで、様々な政治的なことについて、考えられるあらゆるトピックに触れるものでした。世界で最大の変化の担い手はインターネットです。今重要になっているのは、裕福な国だけでなく、全ての異なる国でそれを引き出すことです。どうやればそれが可能でしょうか。

 「あの国は何か見落としているのか。何をすればいいのか」というようなことが議論になります。人と会って、技術がどこに向かっているのか、それをどうしたらいいのかといったことを話す素晴らしい機会になりました。

--インターネットテレビと、それが物事をどう変えていくかについてお話されたことがありますね。現在のテレビは時代遅れになりかかっているということでしょうか。

 今あるものがなくなるというわけではありません。しかし、ニュースを見るとき、興味のないものは見ずに済み、気にしている話題を多く見ることができるようになるでしょう。広告は視聴者に対して絞り込まれたものになりますから、うっとうしくはなくなります。あまり一般的でないコンテンツ、例えばお子さんが出ているスポーツの試合や講演なども、テレビ欄に載るようになります。インターネットを使うことは、必ずしも多くの人がそれを見るということではありません。個人に合わせることができるのです。古い放送のやりかたでわれわれを縛っていた、時間の制限、チャンネルの数の制限を外します。

--あなたのやろうとされていることや、他人の注意を引こうとしていることには、人が考えつかないようなことが多いのですが、難しさを感じることはありませんか?このカスタマイズとパーソナライズの世界は、社会的な問題を引き起こすのではないでしょうか。そのような世界で、特に知りたいとは思わないけれど、本当は知っているべきようなことがあるとき、それをどうやって知ればいいのでしょう。

 オンラインの世界のいいところの1つは、物事を勧めてくれる、信頼できる人を見つけられることです。もし、私が面白いと感じていることを、他の人も知りたいと思ってくれるなら、その人たちはいわゆる国際保健の分野についての知識を得ることになるかもしれません。私は、この5年間で、国際保健の分野がこれまで以上の注目を集めていると思います。

 人は、自分が関係する形で物事が示されるのを好むものです。自分のお金が何か影響を及ぼすのか?実際にその影響は目に見えるのか?新聞を読んだり、テレビの番組を見ているだけでは、人は引き込まれません。

--プロが作ったコンテンツと、ユーザーが生成したコンテンツの境界線は、動いているでしょうか?この2つをあわせたものは出てくるでしょうか?

 大昔、活字で印刷された文書は、そのコストをかけられるだけの大企業が関わっていることの証でした。今では、誰でもOfficeを使ってレーザープリンタで出力すれば、大企業が作るのと同じような文書を作れます。

 動画の編集については、まだギャップがありますね。しかし、今ではWindows Vistaに高品位動画エディタが付いています。壁は本当に崩れています。

 写真については、写真の貼り合わせ機能や写真の質を上げる充実したソフトウェアアルゴリズムがあります。PCを持っている人の手が届かないような場所は、次第に少なくなっています。われわれは、そのうち人々がなんでもできるようにし、創造性を完全に発揮できるようにしたいと考えています。

--あなたがMicrosoftのフルタイムの仕事を離れ、パートタイムになるには、まだ1年あります。それまでにやる予定の仕事には、何がありますか。

 それは、次のWindowsとOfficeの大方針を決めることですね。Liveについても多くのことがあります。電子商取引や検索のことも含めてね。Steve(Ballmer)は、これらが正しい軌道に乗るよう、私と十分意見交換をしたいと言っています。

 大事な仕事には事欠きません。Ray Ozzie氏とCraig Mundie氏がどんな仕事をしてくれるか、わくわくしながら見ています。

--フルタイムの仕事を退いたらやろうと思っていることを、いくつか教えてくれますか。

 まだ早すぎて、何をしようか決められないでいます。検索やタブレットPCに関することが含まれていなければ、誰よりも自分で驚くでしょう。新しい役回りでは、考えるのはSteve (Ballmer)の役割で、私は効率的でいるようにしていればいいんです。

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