NICT、「情報通信ベンチャー助成金」事業の公募開始

 NICT(独立行政法人情報通信研究機構)は2月5日、2007年度の「情報通信ベンチャー助成金」の助成対象事業の公募を開始すると発表した。

 この助成金は、スタートアップ段階の情報通信分野のベンチャー企業などに対し、事業実施に必要な経費の一部を助成するもので、新たな通信、放送事業分野の開拓を通じて、情報の円滑な流通の促進に寄与することを目的としたもの。SBIR(中小企業技術革新制度)の対象となっている。

 助成金の交付対象となる事業は、新たなサービスを提供する事業または新技術によってサービスの提供方式を改善する事業であること(新規性)、対象事業の実施に資金の自己調達が困難であること(困難性)、対象事業が将来的に大きく成長する可能性または通信放送事業分野の発展に広く貢献する可能性があること(波及性)――といった要件を満たす必要がある。

 また事業者においても、資本金、出資内容をはじめとする複数の要件を満たす必要がある。助成金の対象となる経費は、コンサルティング経費、試作開発費、手続諸経費の3種類で、助成対象経費額の2分の1に相当する額を限度とし、2000万円が限度となる。なお、2006年度の応募件数は18件で、このうち9件が採択され合計1億5465万円の助成金が交付されている。

 公募は2回にわたって行われ、第1回は3月6日から4月10日、第2回は7月17日から8月21日までとなっている。応募の詳細については「情報通信ベンチャー助成金(通信・放送新規事業助成金)」のページを参照のこと。

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