おサイフケータイ“利用”は所有者の3割

インターネットリサーチのインフォプラントは1月18日、「おサイフケータイ」に関する調査を実施、結果を発表した。

 調査によると、おサイフケータイはドコモユーザーが4割半ば、auユーザーが2割半ば、ソフトバンクユーザーが1割半ば所有。そのうち、おサイフケータイ利用経験者は各キャリアそれぞれ3割強から半ば、全体に占める割合はドコモが2割弱、auが1割弱、ソフトバンクが5%だった。利用したことのあるサービスは3キャリアユーザーともに「Edy」が最も多く、次いで「会員証、ポイントカード」、「飛行機の搭乗チケット、マイレージ」、「モバイルSuica」と続く。

 おサイフケータイ利用者に機能の満足度を探ったところ、「満足」「やや満足」を合わせた割合が最も多かったのは「チャージ方法」と「決済方式(前払い/後払い)」で各5割強、次いで「FeliCaの容量」だった。一方、「やや不満」「不満」は「利用可能な店舗や施設の種類、数」が6割強でトップ。次いで「チャージ方法」、「プリインストールされているアプリケーションの種類、数」が続く。

 また、おサイフケータイ機能を利用したことがない人に理由を聞くと、ドコモユーザーは「現金で支払いをするほうが早いから」、auユーザーは「携帯電話で支払いをする必要性やメリットを感じないから」、ソフトバンクユーザーは「携帯電話を紛失したり盗まれたりしたときの対応に不安があるから」がそれぞれトップ。管理 面での不安とともに、おサイフケータイを使うことのメリットが感じられないことがうかがえる。

 今後利用したいおサイフケータイ機能としては「会員証、ポイントカード」、「前払い方式(Edy、Suicaなどプリペイド)での支払い」、「電車の切符、定期券など乗車券」などに対する利用意向のほうが高かった。

 調査は同社が提供する生活者情報マーケティングデータサービス「C-NEWS」がNTTドコモ、au、ソフトバンクのいずれかの携帯電話を所有する15−59歳のインターネットユーザーに対して実施、合計1500人の回答を集計したもの。調査期間は2006年12月19日から21日。

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