ソニーは1月16日、デジタルコンテンツを手軽に楽しむためのVAIOブランド新カテゴリ「Extension Line by VAIO」と、2007年春モデル「VAIO」全12シリーズ65モデルを発表した。
Extension Line by VAIOは、PCにためたデジタルコンテンツの利用範囲を拡大し、より手軽に楽しむことを目的とした、新しい商品カテゴリを指す。今回発売されるのは、「テレビサイドPC」や「デジタルチューナー」、「Wi-Fiオーディオ」など5機種。ITとAVをより高度に融合し、従来の枠にとらわれない楽しみ方を提案するコンセプトで展開する。
テレビサイドPC「TP1」は、HDMI端子を装備するテレビと、ケーブル1本で接続できるテレビ接続型PC。最大1080iまでの高精細画像の出力を可能とし、ハイビジョン映像を楽しめる。本体デザインはテレビの薄型化にあわせ、かつインテリア感覚で設置できるよう直径約27cmの円形とした。離れた場所から、付属のリモコンやワイヤレスキーボードを使って操作できる。発売される3モデルのうち、最上位機種となる「VGX-TP1DT」にはデジタルチューナー「VGF-DT1」が付属する。「VGX-TP1DT」のスペックは以下の通り。
デジタルチューナー「DT1」は、LANに対応し、デジタルチューナー非搭載PCと接続することで、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン放送の視聴や録画、DVDへのムーブを可能とする。スペックは以下の通り。
Wi-Fiオーディオ「WA1」は、ワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g)機能を搭載し、PCにとりためた音楽コンテンツをPC操作なしで、部屋のどこででも楽しめるワイヤレスデジタルオーディオ。本体の液晶パネルに、PCの音楽ファイルに付随するアーティスト名、アルバム名、楽曲名などのテキスト情報を表示し、ATRAC、MP3、AAC、WMAなど、さまざまな音楽ファイルに対応した。内蔵バッテリーで約4時間の再生が可能。スペックは以下の通り。
2007年春モデルのVAIOは、新シリーズ「type C」「type N」を加えた12シリーズ65モデルで展開する。全シリーズに新OSである「Windows Vista」を搭載し、デジタルハイビジョン放送に対応可能なモデルの拡充やBlu-ray Disc(BD)ドライブ搭載モデルの充実など、従来から注力してきたハイビジョン映像の編集・保存への対応を強化した。新シリーズの2つは、PCが携帯型音楽プレーヤーや携帯電話のように、「ひとりにつき1台」普及することを見込んだ新展開としている。
13.3型液晶を搭載したtype Cは、モバイルを想定したコンパクトサイズのノートPC。豊富な本体色を用意し、筐体にディンプル加工を一部採用することで、デザイン性の向上を図った。さらに、PCを持ち歩く際に発生するさまざまな衝撃からPC本体を保護するものとして、オリジナルキャリングケースをパッケージにしたラインアップを用意している。
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