録るだけでも、見るだけでもない--東芝「gigabeat V30E」ならワンセグを120%楽しめる!

東芝
MEV30E(R)
内容:携帯電話、PC、液晶テレビと様々なデジタル機器に搭載され始めているワンセグチューナー。そのワンセグ放送を録画できて、さらに外出先で見ることができたら--という、究極のアウトドア仕様テレビを実現したのが「gigabeat」だ。第2弾となる今回は、同社のデジタルレコーダーで培った録画機能を取り込み、録画機としてもパワーアップが図られている。

録画機能が格段にアップ、使えるワンセグ機器はこの形

 「gigabeat V」シリーズは、モバイル機器向けの地上デジタル放送「ワンセグ」にいち早く対応した音楽プレーヤーだ。すでに発売されている「gigabeat V30T」に続き、よりワンセグ受信機能を充実させた第2世代モデルとなる。

  • 今回テストしたのは30Gバイトのマットブラック

 ラインアップに加わるのは30GバイトのHDDを内蔵する「gigabeat V30E」(実売価格:4万9800円)と、60GバイトのHDDを搭載する「gigabeat V60E」(実売価格:5万9800円)の2機種。今回は30Gバイトのモデルをテストした。

 320×240ドット表示の3.5型QVGA TFTカラー液晶を搭載する本体の外観は前モデルと大差がない。機能ボタンを呼び出す「QUICK」ボタンが「ワンセグ」ボタンになり、ワンセグ放送を簡単に立ち上げられるようになった。

  • gigabeat Eシリーズには、60Gバイトと30Gバイトそれぞれ、ピュアホワイト、マットブラックの2色があり、30Gバイトのみ鮮やかなクリムゾンレッドが用意される

 もっとも進化したのはワンセグ放送の録画機能。従来機は録画機能が弱く、1番組を予約すると、待機状態に入ってしまい、プレーヤーとして機能しなかった。これがとても不便で、筆者は物欲をくすぐられながらも前モデルでの購入は見送った。

 後述するがワンセグは、モバイル用チューナーとは言え、きれいに受信できる範囲は屋外に限られる。テレビCMのように、どこでもかしこでも、きれいに映るわけではない。その上、電車や車などの移動中も、途切れることが多く、現時点ではそれほど安定した受信は期待できない。

 そのため、電波の安定した場所で録画して、移動中は録画ファイルを再生するのがベストだと筆者は感じている。

 新モデルのEシリーズでは、録画予約数を1週間先までフォローする16番組に増加。録画予約中もプレーヤーとして機能するなど、マルチメディアプレーヤーとしての使い勝手を格段に向上させ、録画できるワンセグチューナー機器として使いやすい仕様へとパワーアップが図られた。

  • ワンセグボタンを押すと音楽などのファイルを再生していていても、ワンタッチでワンセグ画面に切り替わる。さらに押すことで予約や画面調整も可能

  • ワンセグ視聴にはロッドアンテナ欠かせない

  • 専用のスタンドが付属。デスクサイドのミニテレビとして使うのに便利だ

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