モバイルRSSの普及へ、アプリックスとゆめみ子会社が提携

ニューズフロント 永井美智子(編集部)2006年12月21日 15時38分

 アプリックスとゆめみ子会社のSweetは12月21日、モバイルRSS技術に関する研究開発に関して提携すると発表した。両社は、アプリックスのJava実行環境「JBlend」と、Sweetの携帯電話向けRSSリーダを組み合わせる技術を開発する。

 JBlendは、携帯電話やデジタル家電上でJavaアプリケーションを動かすためのプラットフォーム。Java仮想マシン、テストツール、サンプルJavaアプリなどで構成される。

 両社は、JBlendとRSSリーダを組み合わせることで、JavaアプリとRSSが連携可能なモバイルRSS技術の開発に取り組む。具体的には、アプリックスがモバイルRSS向けのJBlend拡張とAPIを開発し、Sweetが携帯電話向け組み込みアプリの開発とJavaアプリを構想を担当する。開発には、ゆめみも協力する。

 Sweet代表取締役社長の片岡俊行氏は「現在の携帯電話端末の仕様では、Javaアプリの場合ダウンロードしたサーバとしか通信できなかったり、一般アプリでは端末の電話帳にアクセスできなかったりといった技術的な壁がある。RSSリーダの利便性を高め、普及させる上では組み込み分野にまで踏み込んで仕様を策定する必要があると考えた」と話す。アプリックスは海外企業にも多くの納入実績を持っており、Sweetにとっては海外進出も狙える良いパートナー関係だとした。

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