携帯電話サイトの構築、運営をてがけるゆめみは、携帯電話用のRSSリーダーをコンテンツプロバイダー向けに提供する。企業側がユーザーのメールアドレスを保管するリスクを抱えることなく情報発信できるツールとして売り込む考えだ。
RSSリーダーの名称は「Sweetカレンダー」。ゆめみが2005年12月に開発したRSSリーダー「Sweet」をベースにしている。NTTドコモの公式サイト用にバージョンアップしたものといい、提供企業はNTTドコモの公式サイトを提供する企業に限っている。
携帯電話を使った情報配信としてはメールマガジンが一般的だ。しかし、個人情報保護法の施行に伴って、企業が個人情報を取得、保管することに慎重になっている。Sweetカレンダーはユーザーがアプリケーションをインストールすれば自動的にRSSで配信された情報を取得するため、企業側がメールアドレスを取得する必要がない。また、情報更新頻度が高くてもユーザーの負担にならないという。
SweetカレンダーではRSSリーダー機能のほか、カレンダー機能も備えており、ユーザーが自分のスケジュールを書き込むこともできる。また、配信された情報をカレンダー形式で表示することも可能だ。
ゆめみによると、すでにドコモ公式サイトでの導入実績があるといい、料理のレシピを配信するのに使われているという。
発売は8月2日からで、初期導入費用は150万円からとなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」