Hersh氏は、Jiveはいずれ、ウェブベースのインスタントメッセージングシステムや電子メールプログラムも同製品に搭載する意向だと明らかにした。
ウェブベースのコラボレーションシステムを開発している企業にはIBMも含まれており、同社は「Lotus」コラボレーション製品にブログやスレッド式掲示板機能を追加する取り組みを進めている。また11月には、Intelが他社のWeb 2.0製品を組み合わせた「SuiteTwo」を発表した。同スイートには、SocialtextのビジネスWikiソフトウェアなどが同梱されている。
Hersh氏によれば、Wikiやブログを利用したウェブベースのコラボレーションシステムは企業に浸透し始めているが、大規模なアプリケーションとして採用されるケースはまだ少ないという。Javaで開発されたClearspaceは大容量環境での使用に適しており、企業内や異なる組織間におけるコラボレーションを実現すると、Hersh氏は説明した。
「Clearspaceは、ポイントソリューションよりは作り込まれているものの、ドキュメント管理システムほど複雑な構造にはなっていない」(Hersh氏)
またJiveは、ネットワークディレクトリの統合や検索、WebDAVファイルシステムプロトコルサポート、管理者が掲示板の議論を統制する機能など、企業向けの特殊な機能も検討しているところだという。
Clearspaceの価格は未定だが、Jiveは1ユーザー当たり年間いくらといった料金を設定するつもりだと、Hersh氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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