ついに「iPhone」がリリースされた!といっても、あのiPhoneではない。なんとCisco Systemsが発表したのである。
CiscoのLinksys部門が、iPhoneと名付けられたハンドセットを含むVoIPデバイス製品ラインを新たに立ち上げた。
この一報は、Apple Computerの携帯電話端末が登場するのを今か今かと待ち受けていたMac愛好者を悲嘆の底に突き落とした。噂では、Appleは「Macworld」カンファレンスでiPhoneを発表するとのことだった。しかし、さまざまなガジェットを紹介している「Gizmodo」ブログが、米国時間12月18日にiPhoneがリリースされると断言する記事を掲載し、Mac愛好者たちを騒然とさせる。結局は、このiPhoneとはLinksysのデバイスであることがわかったという顛末だ。
Ciscoは1996年からiPhoneの商標を所有していたようだが、MacファンはApple製iPhoneの代わりに登場した新デバイスを決して歓迎しないだろう。
ブログコミュニティは次のような反応を見せている。
「つまるところ、Linksysの競争力を維持するために、Ciscoが新たなVoIPハンドセットを製品ラインに加えただけのことだった。大騒ぎするようなものではない。iPhoneという名称の商標を取得していたとはいえ、大げさに宣伝した点ではCiscoに多少の非はあるかもしれない。だが、このニュースはそれ以上でもそれ以下でもない」(IP & Democracy)
「LinksysがiPhoneのリリースに挑んだ意気は買う。だが、デバイスは買わない。本物を待ち続けるのみだ」(Om Malik)
「愛好者たちにもまだ希望は残されている。当然ながらAppleは、Ciscoが以前から商標を確保していたことを知っていただろう。たっぷり時間があったのだから、初めて『iPod』と口にしたときの新鮮味を蘇らせてくれるようないかした名前を、Appleは用意しているに違いない」(Gizmodo)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」