12月1日から、ついにデジタル放送が全国化された。もはや一部の先端的な人だけではなく、ごくごく普通の人でもデジタル放送を見ることが当然になりつつある。デジタル放送といえば、高画質なハイビジョン放送がまず頭に浮かぶが、もうひとつ重要な放送がある。それが、移動体端末に向けたワンセグ放送だ。ハイビジョンではないが、従来のアナログ放送のようなノイズがなく、コンパクトな画面でキレイな映像が見られる。
ワンセグ放送は、06年4月に開始され、ケータイやノートPC、カーナビなど、対応商品は続々と発売されている。だが、ケータイやPCでは、当初の予定よりは使われていないのが実情だ。現在ワンセグで放送されている番組は、通常のデジタル放送と内容は全く同じ。想像してもらえば分かるだろうが、ケータイでは画面が小さすぎて、出演者の判別も難しいし、テロップや字幕などは、ほとんど読むことができない。
だったら大きな画面で見ればいいと思うだろうが、ワンセグ放送は、QVGA(320×240ピクセル)の低解像度の映像しか放送できない。PCのように10型を越える画面では、映像の荒らさばかりが目立つようになる。
これまでのワンセグ商品は「帯に短したすきに長し」。適度なサイズのワンセグポータブルプレーヤーは市場に存在しなかったのだ。
そんなワンセグ放送の行き詰まりを打開する商品がついに登場した。それが今回ご紹介する東芝のワンセグ対応のポータブルDVDプレーヤー『ポータロウ SD-P50DT』。では、さっそく、最新のワンセグポータルDVDプレーヤーの実力に迫ってみよう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力