インターネットがまさにそうであったように、携帯電話向けコンテンツもポルノによって爆発的に増える可能性がある。
JupiterResearchの業界アナリストによれば、2006年は14億ドル程度だった携帯デバイス用の成人向けコンテンツは、2011年までに33億ドル規模へ成長するという。
ヨーロッパ地域はポルノに対する需要が大きく、成人向けコンテンツが比較的高額であることから、ポルノコンテンツに対する消費額も最大となっている。これに続くのが、アジア太平洋地域だ。
成人向けコンテンツ市場は、携帯電話技術の進化とともにますます発展するだろうと、Jupiterでは予測している。現在提供されているアダルトコンテンツの大半はテキストベースだが、マルチメディアサービスを配信するのに十分な容量を実現する3Gワイヤレス技術が成熟すれば、ポルノ産業もビデオ配信に切り替えていくだろうと、Jupiterは述べる。Jupiterの調査報告書によると、2011年までに、ポルノコンテンツ売り上げの70%以上が3Gワイヤレスメディアにおけるものになるという。
同報告書の著者は、「性的な成人向けエンターテインメントは巨大な産業だ。性関連のコンテンツであればとにかく売れる。さらに、常に一定の需要があるという点も盤石な基盤の一部となっている」と書いている。
だが、Jupiterは、ポルノを頻繁に視聴するユーザーが、自分の携帯電話を閲覧のためのツールとする可能性は低いと話す。携帯電話向けポルノコンテンツの典型的な利用者には、「飲み屋に入り浸り」友人にポルノを見せびらかすタイプだという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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