NECは11月24日、PC向けウェブページを効率的に閲覧できる携帯電話用ウェブブラウザを発表した。閲覧時の操作回数と通信パケット量を、従来のブラウザより減らせるという。
NECの開発したウェブブラウザは、PC向けウェブページの最終的な表示画像を縮小し、携帯電話の画面に表示する。その際、ページレイアウト構造を解析し、構成要素となるブロックに分ける。各ブロックには、適当なタイトル文字列を追加表示する。
ユーザーは、ウェブページの縮小画像とブロックのタイトル文字列を参照し、方向キーでブロックを選択して閲覧する。これにより、カーソルを目的の位置まで動かすのに必要なキー操作の回数が減る。また、縮小した画像を表示し、全コンテンツのダウンロードが不要になるため、ページ描画にかかる時間を短縮できる。
NECが試験したところ、従来のブラウザに比べ操作回数は約15分の1に減り、パケット通信量は約60%少なくなったという。
また、PC向けウェブページを携帯電話向けに自動変換するので、コンテンツプロバイダはさまざまな携帯電話に合わせて異なるページを用意する必要がなくなる。
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