大日本印刷(DNP)は11月17日、携帯電話で撮影した顔写真と、好みのヘアスタイルやファッションを組み合わせてシミュレーションできるシステム「モバイル版Tri-V Designer for Mystyle(トリヴデザイナー・フォー・マイスタイル)」を開発し、ASP型サービスとして提供を開始すると発表した。
モバイル版Tri-V Designer for Mystyleは、携帯電話で撮影した顔写真を指定のアドレスに送信すると、好みのヘアスタイルやファッションを顔写真と組み合わせ、携帯電話の画面に表示できるサービス。
登録済みの各種ヘアスタイル画像と、送信された顔写真の首の肌色を基準にした色調整やサイズ調整を施し、馴染ませて合成するため、自然なシミュレーション画像が得られるとしている。また、ヘアスタイルだけでなく、髪や洋服の色を変えたシミュレーションも可能となっている。
このシステムは、アパレル業界やヘアサロンなどの販促ツールとしての利用を主な目的としており、今回、フィリップ モリス ジャパンのバージニアスリムの携帯サイト「VS-web」で、会員向けコンテンツとして導入。ショート、ミディアム、ロングそれぞれ4種類のほかに、アフロヘア、金髪などをシミュレーションできる。
DNPでは、各種イベントや観光地のキャンペーンなどのアトラクションとして、着せ替えゲームやプリントシールとしての使い方も想定しており、今回開発したASP型サービスで2008年度までに1億円の売り上げを見込んでいる。
なお、導入には初期費用が250万円(税別)から、月次の運営費が60万(税別)となっており、カスタマイズ開発、コンテンツ作成費用は別途となる。
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