かの悪名高き「Blue Screen Of Death」(死のブルースクリーン)を模倣したジョークソフトを、Microsoftが自社のウェブサイトで提供している。
Microsoftは、11月初めに行ったTechNetウェブサイトの更新に際し、7月に買収したWinternals Softwareの「Sysinternals」ツール群を追加した。Sysinternalsは、Windowsのシステム管理およびトラブルシューティングのためのプロ用システムユーティリティを提供するソフトウェアダウンロードサイトで、これまでにも偽のBlue Screen of Deathを表示するソフトを提供していた。
「BlueScreen Screen Saver v3.2」というこのアプリケーションは、名前の通りスクリーンセーバーなのだが、ウイルス対策製品のベンダー各社は、これを快く思っていないようだ。
たとえばMcAfeeは、このソフトウェアをダウンロードしないようにとユーザーに強く呼びかけている。McAfeeのセキュリティ調査チームは今週、ZDNet UKの取材に対して次のように述べた。「無害なものなのに誤って検出したというわけではない。このソフトウェアは恐怖心をあおるので、われわれは意図的に、これを『Joke-Bluescreen.c』として検出している」
Microsoftは、BlueScreenの提供継続を決めた理由を明らかにしていないが、関係者の1人は「ほんの軽いお遊びだ」と話している。
BlueScreen Screen Saver v3.2は、ソフトウェアのエラーが原因でWindowsが予期せずフリーズしたときに現れる、あの恐ろしいBlue Screen of Deathそっくりの画面を表示する。Blue Screen of Deathは、長年にわたってIT管理者やユーザーを悩まし続け、同時に、Microsoftのコーディング能力について、止まるところのない批判を呼び込んできた。BlueScreen Screen Saver v3.2はさまざまなBlue Screen of Deathを順番に表示し、インストールされたパソコンの実際の設定に基づいて、ブート画面のシミュレーションを15秒ごとに表示する。
Microsoftのサイト上にあるBlueScreenのページには、こう記されている。「NTの世界で最も恐れられている色の1つは青だ。BlueScreenはBlue Screen of Deathを忠実に模倣するだけでなく、システム起動時に表示されるスタートアップ画面も再現するスクリーンセーバーだ。高度な知識を持つNT開発者さえ、精巧なシミュレーションにだまされるだろう。BlueScreenを使って友達をあっと言わせ、敵を脅かそう!」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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