Linuxのディストリビューション「Ubuntu」の開発を支援するCanonicalが米国時間11月8日、Ubuntu Linuxサーバ上でのJava対応のため、Sun Microsystemsのオープンソースソフトウェア「GlassFish」を配布することを発表する。2005年にリリースされたGlassFishは、サーバ上で各種プログラムを稼動させる「Java Enterprise Edition」(Java EE)のオープンソース版だ。このソフトウェアは「Java Standard Edition」(Java SE)のコアコンポーネントをベースにしているが、Java SEに関しては、2006年中にオープンソース化開始の計画がある。GlassFishは、Apache Software Foundationの「Geronimo」やRed Hatの「JBoss」などのオープンソースソフトウェアアプリケーションと競合する。
CanonicalはUbuntuを商用化しようとしており、その一環として、11月5日からUbuntuユーザーであるGoogleの施設(カリフォルニア州マウンテンビュー)でUbuntu開発者会議「Ubuntu Developer Summit」を開催している。またSunとCanonicalは、予想されたとおり、Sunの「Fire X4100」「Fire X4200」サーバおよび「Ultra 20」「Ultra 40」ワークステーションでのUbuntuの動作認定を発表する。これらのマシンはすべてAdvanced Micro Devices(AMD)製プロセッサ「Opteron」を搭載している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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