日立システムアンドサービスは10月31日、百科事典の知識体系をビジュアルに表示してコンテンツを検索するシステム「知のコンシェルジェ」を開発し、百科事典検索サービス「ネットで百科forブロードバンド」で11月よりテストサービスを開始すると発表した。
知のコンシェルジェは、ナレッジ・シナジーの「Ontopia knowledge suite」の機能を使ってビジュアル表示される検索インデックスを手がかりとして、コンテンツの検索ができるサービス。検索するためのキーワードを思いつかなくても、ビジュアル表示された項目をクリックすることで、次から次へと関連を広げることができ、知りたい事柄に辿り着くことができる。コンテンツとして「世界大百科事典」「マイペディア」と「世界地図」「日本地図」を標準装備している。
知のコンシェルジェは、東京大学大学院情報学環の「新しい百科全書」プロジェクトの一環として学際情報学府の講義などにおいて2007年度より利用される予定。また、2007年4月より、コンテンツサービス分野、大学・教育機関での研究・教育分野、出版での編集分野および、一般企業のナレッジマネージメント分野への提供を予定している。
なお、販売価格、販売ルートについては12月までに発表するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」