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KLabの湘南アドバンストラボに見る、産学官連携の新しいサービス開発の形 - (page 2)

インタビュー:別井貴志(編集部) 文:榊原大輔2006年10月30日 14時30分
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--qewiの運営体制について聞かせてください。KLabと湘南アドバンストラボのどちらが中心になっているのですか。

 湘南アドバンストラボがqewiの運営を主にしていますね。そこにKLabが支援する形になります。現在、湘南アドバンストラボのメンバーは4人。企画制作から運用までをする人が2人、開発が2人です。メンバーは僕、いや私と同様に、契約上はKLabの社員となります。

 自分の一人称を何度も言いよどむなど、学生らしい側面も見せる。かといって、小林氏は取り繕おうと気負ったり慌てたりするわけでもない。終始笑みを崩さない。けれども、そこにある笑顔は、間違いなく22歳そのものでもある。

小林慶太氏

--KLabとのやり取りはどうしていますか。

 週に1、2回、六本木ヒルズにあるKLabの本社でミーティングをしています。ただ、サービスの開発や運営はとても自主的にやらせてもらっています。

--湘南藤沢キャンパスと、六本木を行き来するわけですね。

 月曜日はKLabにいます。火曜日と水曜日は大学に行きながら、サービスの開発などもしています。木曜日は湘南アドバンストラボにいて、金曜日はKLabか湘南アドバンストラボのどちらかにいます。

--大学前ケータイラボの仕組みで働いていて良かったと思うことは。

 KLabにはこういう柔軟な場を与えていただけることに、本当に感謝していますね。資金援助だけでなく、事業面でのサポートがあることは本当にありがたいです。いろいろなアドバイスもいただけますし。

 いきなり起業をするという選択肢もあったとは思うんです。実際、友人で起業している人間もいますし。ただ、私がそちらに進まなかったのは、必要以上に苦労してしまうなと考えたからなんです。

 会社というベースを持った上でサービスを作って、その上で必要であれば起業する。こういうプロセスを踏んだほうが、効率的で、リスクも少ないかなと。それに、こちらの方が自分に向いているとも思いました。

--今後は、どのような展開を考えていますか。

 qewiに関して現在お伝えできることは2つあります。1つは、ネット上の情報を雑誌のような形で伝えていきたいと思っています。情報をユーザー層に合わせてセグメント化することで、それぞれのユーザー層に対し、欲しい情報をピンポイントで提供していければ良いなと。もう1つは、ユーザーの参加を促す仕組みを盛り込んでいきます。ブロガーとの交流や、投票とブログランキングとの組み合わせなど、参加することによって楽しくなるような仕掛けを入れていきたいと思っています。

 湘南アドバンストラボに関して言えば、私を含め、現在のメンバーが抜けた後でも存続させていけるように考えていくつもりです。大学前ケータイラボ構想にもとづいた湘南アドバンストラボという存在は、とてもいい仕組みだと思っています。こういう、起業という形とは異なる、しかも学生が主体的に関われる価値実現の道は、もっと拡がって良いものだと思います。

--小林さん自身の目標は。

 将来的には、独立を目指していきます。何らかの形で経営者の立場に移って、自分のやりたい事業を立ち上げていこうと思っています。その際には、今まで勉強させてもらったノウハウを元にして、今とは違った、新しいことをしたいですね。ただ、まずは、色々な人に関わっていただいたqewiをきちんとやりきることが第一だと考えています。

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