決済・物流サービスを提供するイーコンテクストは10月27日、中国のChinaPay(チャイナペイ)、韓国のINICIS(イニシス)と国際アライアンス「ONE PAYMENT ALLIANCE(ワン・ペイメント・アライアンス)」を結び、アジアでサービス展開する国際企業に対し、決済サービスを共同提供する検討について、基本合意したと発表した。
イーコンテクストは、Eコマースにおける決済・物流サービスを提供。ChinaPayは、中国の166の銀行と接続しバンクカードネットワークを展開するChina Union Payの子会社で、オンライン決済のゲートウェイを提供している。また、韓国のINICISは、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどの統合的な一つのプロセスを提供している。
今回、共同提供となるONE PAYMENT ALLIANCEは、日中、日韓、または日中韓にまたがるアジア圏でのサービス展開を計画する企業に対し、1つのコンタクトポイントで、各国のローカルな決済を行うためのゲートウェイサービスの提供を目的としている。
企業は個別に各国で決済システムを構築、接続する必要がなく、ONE PAYMENT ALLIANCEのアライアンスメンバー決済会社が提供する、その国の実情に合った決済メニューを利用することが可能。
日本においては、コンビニエンスストアや郵便局の店舗網を活用し、契約・接続・運用・精算まで、商品の売上代金などを一元管理できる「econtextゲートウェイ」サービスを提供する。
イーコンテクストは、今回のアライアンスによって、中国、韓国に強力なパートナーを得ることになり、アジアに進出する企業にとっては、決済システム導入に伴う煩雑な手続きや作業を回避し、オンラインビジネスを迅速に展開することが可能になるとしている。
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