アイ・エム・ジェイのグループ会社であるIMJモバイルは10月23日、携帯サイト向けのアクセス解析ツール「Mobile Aid(モバイルエイド)」の販売を開始した。
Mobile Aidは、セランの技術提供を受けてシステム開発したアクセス解析ツール。携帯サイトへのユーザーのアクセス状況をさまざまな角度から解析し、その結果をブラウザ上で閲覧、グラフ表示することができる。
従来の携帯サイト解析では、主にPV(ページビュー)データよりユーザー動向を推計していたが、Mobile Aidでは、専用の解析モジュールを導入することにより、ユニークユーザー単位での集計やサイト内解析が可能となった。すべてのキャリアについて、公式サイト、勝手サイト(非公式サイト)を問わず解析が可能。
携帯サイト全体の傾向からキャリア別、機種別等の明細レベルまで、ユーザーのアクセス状況を分析する「基本統計機能」、携帯サイト内の各ページに関するユーザーの回遊状況、到達(離脱)経路を分析する「行動分析機能」、オプションとして広告媒体からモバイルサイトへのアクセス状況や費用対効果をキャンペーン別、メディア別、クリエイティブ別に分析する「効果測定機能」を搭載する。
各リポートにおいて共通ボタンやメニューを設置するなど、ユーザーインターフェースを統一し、直感的な操作が可能。また、専用の解析用モジュールをウェブサーバにインストールするだけで、コンテンツにタグを貼り付けたり、プログラムの修正を行うことなく、アクセス解析を開始できる。
導入費用は、初期費用がベーシック機能(基本統計、端末属性、行動分析)10万5000円、オプション機能(効果測定)5万2500円。月額費用(2カ月目以降)は、月アクセス数10万PVまでがベーシック機能3万1500円、オプション機能1万500円となっている。
IMJモバイルでは、2007年9月まででで約100社への導入を目指すとしている。
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