Googleが9月30日締めの第3四半期決算を発表した。キーワード関連広告の売り上げが成長を牽引し、利益が前年よりほぼ倍増した。
Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は米国時間10月19日、決算発表後に電話会議を行い、「Googleのビジネスは非常に好調だ。あらゆる分野のビジネスが好調に推移したが、特に調子のよかったのは海外市場であった」と述べた。
同四半期にはユーザー数が大幅に伸び、検索の品質や広告の売上も大きく改善したと、Schmidt氏は述べる。
Google株式の通常時間帯での終値は426.06ドルだったが、決算の発表を受け、その後の時間外取引で通常時間帯終値比8%増の459.51ドルまで上昇した。決算発表は市場取引終了直後に行われた。
純利益は、株式報酬などの特別科目を含め、前年同期の3億8120万ドル(1株当たり1.32ドル)から、今年の第3四半期には7億3300万ドル(1株当たり2.36ドル)にまで伸びた。株式報酬費用を除いた利益は8億1200万ドル(1株当たり2.62ドル)となった。
第3四半期の総売上高は、前年同期の15億8000万ドルより70%増え、26億9000万ドルにまで成長した。コンテンツパートナーに支払うトラフィック獲得コスト(TAC)を除いた場合の売上高は18億7000万ドルだった。
Thomson Financialが事前に集計したアナリストらの平均予測値は、売上高がTACを除外して18億1000万ドル、利益が特別科目を除き1株当たり2.42ドルになるというものだった。
Googleの売上高のほとんどは検索広告による収入が占めている。
Googleは先週、YouTubeを16億5000万ドル相当の株式交換で買収する意向を明らかにし、業界に衝撃を走らせた。
同社は8月にもNews Corp.傘下のMySpaceとも大規模な提携を発表している。Googleは、人気のソーシャルネットワークサービスであるMySpaceに対し、ウェブ検索機能や広告リストを提供し、3年間で最低9億ドルの支払いを保証している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」