一方、ライバルのYahooは17日、軟調な第3四半期決算を発表した。ウェブ検索分野の2番手であるYahooでは、大手の広告主からの出稿が低迷したことを受け、純利益が前年同期の約3分の1にまで低下している。もっとも、Yahooは開発の遅れていた広告プラットフォーム「Panama」の提供開始を明るい材料として提供している。
ComScoreによると、Googleの米国検索市場におけるシェアはユーザー数をもとに計算すると、前年の37%から約44%まで増加しているという。Yahooのシェアは前年の約30%から28.7%まで減少している。
またNielsen//NetRatingsは、米国で実行される全ウェブ検索のうちの半分がGoogleで行われていると述べた。
Googleは、ウェブ検索数や検索ユーザー数でライバルを上回るだけでなく、検索による売り上げでも2位以下を大きく引き離している。
eMarketerによると、米国におけるGoogleの広告売上高は今年、前年より65%増加するとみられているが、Yahooの伸び率は17.5%にとどまるという。Googleは米国におけるインターネット広告の売上高の4分の1を確保する見通しであるのに対し、Yahooのそれは18%にとどまると見られる。
CitigroupのアナリストMark Mahaney氏は、「極めて好調な決算だ。今回の発表からは、同社のマーケットシェアが拡大していることや同社の経営状態がよいことのほかに、依然として検索市場が活発であることがわかる」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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