ソニーは10月18日、手のひらサイズの携帯デバイス「“mylo”(マイロ)COM-1」を12月中旬より発売すると発表した。ワイヤレスLAN環境下で使用する商品のため、当初はソニーのダイレクトショップ「ソニースタイル」、電話購入相談窓口、ソニースタイルの直営店もしくは提携店のみで販売を開始するという。発送は2007年2月上旬を予定している。価格は4万5000円。
myloは、バックライト付きの2.4型のTFTカラー液晶を搭載している。重さは約150g、サイズは幅123mm×高さ2.9mm×奥行63mmと小型軽量ながらも、スライド式のキーボードを搭載している。
携帯電話やPHSといった通信回線は持たないため、自宅やホットスポットなどのワイヤレスLAN環境に接続して使用する。フルブラウザを搭載しており、ウェブサイトの閲覧はもちろん、あらかじめGoogle TalkやSkypeがインストールされているため、チャットやインターネット電話も楽しめる。また、音楽やビデオ映像、写真も再生できる。米国で2006年8月に発表された「mylo」と基本性能は同じだ。
ただし、日本ではカラーバリエーションがブラックのみ。日本版独自の機能としては、音楽コミュニティサービス「PLAYLOG」との連携に対応。自分がmyloで再生した音楽の履歴を、ワイヤレスLANを通じてサイトにダイレクトにアップできるほか、自分の日記に書き込みがあった場合、myloの本体が光って知らせてくれる機能もある。バッテリーの駆動時間は、ウェブ閲覧時で約7時間、Skypeの連続通話は約3時間となっている。
myloの名称の由来は「my life online」なのだという。ウェブやインターネット電話など、そのときの気分にあわせたコミュニケーション手段で、知人や友人とつながることができる新ライフスタイルを提案するとしている。
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