NEC(矢野薫社長)は9月27日、非接触IC「FeliCa(フェリカ)」を利用した複数の電子決済サービスに対応し、1台で複数の電子マネーやモバイルクレジットに対応する汎用リーダー/ライターを開発すると発表した。
新開発するリーダー・ライターは電子ポイントやクーポンなどさまざまな電子決済アプリケーションをオンライン経由でさまざまな電子決済アプリケーションを追加することが可能。これによって事業者は、異なる決済サービス導入してもリーダー/ライター端末を増設することなく、自由に電子決済アプリケーションを選択できるようになる。
利用可能な電子決済サービスはプリペイド型のEdy(エディ)、Suica(スイカ)、クレジット型のiD(アイディ)、QUICPay(クイックペイ)、Smartplus(スマートプラス)、Visa Touch(ビザタッチ)の6種類。また今後、他の決済サービス事業者や電子マーケティング事業者とも順次検討を行い、利用可能な電子決済サービスを拡大していく予定。
リーダー・ライターはPOS端末に外付けするタイプとPOS端末に内蔵するタイプの2機種を開発しており、 06年末をめどに同製品の開発が完了する予定。また、コンビニエンスストアの「サークルKサンクス」「ローソン」での導入が決定している。今後、他のコンビニやファストフード、ファミリーレストランなどに対しても積極的に採用を働きかけ、3年間で10万台の販売を目指す。
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