フェンリルは9月22日、タブブラウザ「Sleipnir」専用ウェブ開発補助プラグイン「Hawkeye(ホークアイ)」を発表した。Extensions Centerから無料でダウンロードできる。
Hawkeyeは、エディタを使わずにマウスクリックのみでウェブページの情報を分析することができるウェブ開発補助ツール。
ワンクリックで選択した要素の属性値や適用されているCSSを確認でき、HTMLを色分けしてウェブページの構造を分かりやすく表示する機能や、レイアウト構成やid/classなどを視覚的に表示する機能によって、デザインやレイアウトの調整、CSS・HTMLのエラー修正、記述漏れの確認など、エディタとブラウザを交互に見比べることなく、直感的で効率的なウェブ開発を行うことができるとしている。
同社のユーザーインターフェースデザイナー、吉田ケンイチ氏による監修の下、機能別ではなく、作業の目的に合わせて機能を配置することで、ユーザーが目的の機能まで効率的に辿り着けるシンプルなユーザーインターフェースを採用。機能をエクスプローラバーに一覧表示することにより、反映されている機能をユーザーが常に確認できるように設計されている。また、設定をワンクリックで保存/反映/リセットできるボタンを搭載し、ユーザーの作業効率の改善を図っている。
このほか、Internet Explorerコンポーネントと、Firefoxで利用されているGeckoの両方のエンジンにおけるレンダリング結果を同時に並べて表示する機能や、テキストブラウザなどでの表示をシミュレートする「画像をalt属性値で置き換え」、色覚に特性のある利用者への配慮を確認する「白黒画面のシミュレーション」などのウェブアクセシビリティ向上を支援する機能を搭載している。
Hawkeyeを利用するには、2.45正式版以降のSleipnirおよびSleipnir専用プラグインのUserAction Extensionをインストールする必要がある。Sleipnirは公式ページから、UserAction ExtensionはExtensions Centerから、それぞれ無料でダウンロードできる。
動作環境は、OSがWindows 98、98SE、Me、2000、XP(Windows XP SP2以上を推奨)、必須ソフトウェアがInternet Explorer6.0以上、メモリが64Mバイト(128Mバイト以上を推奨)となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス